事業承継とは
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事業承継とは、現経営者から後継者へ事業のバトンタッチを行うことです。
一般的に事業承継というと、相続税対策を思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし後継者の選定や目に見えにくい経営資源(知的資産)の承継も企業にとっては重要なものとなります。
円滑な事業承継のために
事業承継において必要なのは、自社の現状把握です。まず経営状況や経営課題、そして「知的資産」を把握します(「見える化」)。
そして、経営者が将来の事業承継を見据えて、本業の競争力強化などにより企業価値を高めることで、会社を後継者にとって魅力的な状態にまで引き上げることも重要です(磨き上げ)。
さらに円滑な事業承継を進めるために、後継者とともに、株式、事業用資産や代表権の承継時期を記載した「事業承継計画」を策定し、計画的に事業承継を進めていくことが重要です。
また、後継者が不在の場合は、「事業引継ぎ支援センター」等の機関を活用し、M&Aに向けた準備を進めていくことも必要です。一般的に、事業承継には5~10年の期間が必要と言われています。そのため、10年先を見据えた企業の持続的な発展を考えつつ、事業承継に取り組むことが重要です。
出所「事業承継ガイドラインについて」(中小企業庁)